お も て な し

私の趣味は休日を利用して静かな山あいなどにある温泉旅館に泊まり心と体をリフレッシュする事だ。
8月のお盆に仕事を1週間程休みを貰い どこか涼しい場所にとインターネットで調べ不陰気の良さそうな温泉旅館に行く事にした。

温泉旅館の女将さんはもの凄く気遣いの出来る方で大変 居心地も良く晩御飯も
凄く美味しかった。

晩御飯の後 部屋で一杯やりながら景色を眺めていると襖が「サー」と開く音が
して振り返るとお水が一杯 置かれていた。

景色に見とれて良い気持ちで一杯やっていた私の為に女将が気を利かしてそっと水を置いてくれたのだと私は思い。私はその水を一気に飲み干した 大浴場に露天風呂があると言うので私は風呂に入る事にした。

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部屋に帰って来ると机の上に水が2杯置いてあった 風呂上がりにと女将が気を
使って部屋に置いていてくれたのだと思い 私は2杯とも一気に飲み干した。

そうこうしながらテレビを見ていると襖の方に人影を感じそちらに目線をやると
やはりコップ一杯の水がある。

それが3回ほど続き流石に何なんだいったいと思いながら私はコップを机の上に
置きその日は早く寝る事にした夜中の3時ぐらいだろうかトイレに行きたくなって目が覚めた私はトイレの方に行こうと思い襖を開けようとしたすると足に何かが
あって 良く見て見ると水の入ったコップが足元に10個ぐらい並んでいたのだ

「なんだよこの旅館は」そうつぶやき

私は気味が悪くなってトイレにも行かず布団に包まって眠りに付いた よく朝
女将にそのことを問いただすと

「実は昨年中学生になるうちの娘が事故に会い亡くなってしまい 良く店の手伝いを娘はしてくれていたのです。」

「自分が亡くなった事も気がつかず今でも時折出てきます 可愛い娘を徐霊する事が私たちにはとても出来なくて・・・・・。」

今でもその子の霊がお客様におもてなしをすると言う話を聞かされ最初腹を立てていた私もその話に胸を痛めその子の仏壇にお水を有難うと手を合わせて帰る事にした。

あの旅館は今でも有るようなのですが今でもあの子が「おもてなし」をしているのだろうか 私は時折 考えてしまいます。

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