日本人形

高校の友達5人で廃墟になっていたアパートで集まろうと言う話になり久しぶりに仲の良い5人が全員集まる事になった。

私の親友の京子がアイドルグループのオーディションに合格したお祝いも兼ねてみんなで集まった。

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廃墟のアパートは机や家具がそのままになっていて部屋は散乱していたが中の良い5人はテンションも上がり話が凄く盛り上がって凄く楽しい時間が流れた。

夕方になり周りが薄暗くなって来た頃 友人の一人が

「ねぇねぇ他の部屋も行って見ようよ」

と言い出した。

隣の部屋に行くと更にもう一つ部屋が有り3人は奥の部屋に入っていった。
私は京子に

「ねぇねぇあのタンス開けてみようよ」と言うと京子は

「えぇぇ気持ち悪い」と言って居たが 構わずタンスを開けた。

そのタンスの奥に薄気味悪い日本人形があった。服は綺麗なのですが顔は焼け爛れ天井を見つめていた。京子はそれを見て悲鳴を上げると他の3人も慌ててこっちに来た。

私も もう一度日本人形の方を見ると日本人形が何故か此方を向いている様に錯覚した。

「え!!京子どうしたの」3人が言うと

京子が日本人形を指差す。3人がタンスを見て首をかしげている。

「あのタンスがどうかしたの?」

私は「え!」と思い日本人形を見るとそこにあったはずの日本人形が無くなっていた。私はパニックになり

「えっえっ!無い無いどこに行ったの!」

叫びながらタンスを無我夢中であさったが結局 日本人形は見つからず みんな帰ることにした。

私はお風呂に入り今日の出来事を想像していた。アイドルグループの応募に京子と一緒に応募して私だけ落ち逆恨みした私は京子を少しいじめてやろうと捨ててあった日本人形を拾い顔をライターで焼きタンスに仕込んでいた。

タンスを開けると予想どうり京子は恐怖に震えていて胸がスッとした。

問題はその後だ・・・・・。

タンスに仕込んだ日本人形は一体どこに行ったのかを髪を乾かしながら考えていた。

「ぺタ ぺタ ぺタ ぺタ ぺタ ぺタ ぺタ」

廊下の方から足音が聞こえてくる。廊下をのぞくと日本人形が立っていた。

「きゃーーーーーーー」

何なんで 一体どう言う事? 私は気が動転してパニックになった。家を飛び出し無我夢中で走り回って気が付けば例のアパートの前まで来ていた。

「ふ ふ ふ ふ ふ」ぺたぺたぺた 不気味な女性の声と日本人形が私に近づいて来る。

廃墟のアパートに入りカギを閉めた。

「ふ ふ ふ ふ ふ 開けろ開けろ」ぺたぺたぺた

と扉を叩いている。私は一晩中祈るように扉の前で震えていた。そして夜が明けて朝になった。

トントントン

「大丈夫ですか?警察です。誰かいますか?」

私は良かった助かったと思い 震えながらゆっくりドアを開けました。

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ドアを開けると目の前に血まみれの日本人形が立っていた。

 

 

「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」

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