招かれざる客

俺はマンションの10階に住んでいて毎日の些細な楽しみは風呂上がりにサッパリしてベランダで夜風にあたりながら一杯飲む そして最近購入した双眼鏡で景色を見るのが凄く楽しい 街並みを行き来する車を眺めたり すれ違う人を人間観察をしたりコンビニを眺めたりするのが俺の日課だ。

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今日も何時もの様に街並みを眺めているとビルとビルの間に肋骨が浮き出た裸の子供が此方に手を振っている。

此方に手を振っているのだが俺のマンションは10階で双眼鏡を使っているので此方からは見えますが下からは俺の事は見えるはずは無いのです。

そう考えながら双眼鏡で見つめていたんですが明らかに目線が俺の方を向いて居て此方に走って来るのです。

横断歩道も無い大通りを左右確認もせず 俺を見つめたまま此方に走って来ます。

裸の子供なのにすれ違う人は見向きもしません。もしかしたら見えないだけなのかも知れません。

俺のマンションの入り口に来た時

「ヤバイ 玄関のカギ閉めてねぇ」

俺は急いで玄関のカギを閉めました。カギを閉めると同時に

ドンドンドン

ドンドンドン

「ゔ〜あ そ ぼ ゔ〜〜」

ドンドンドン ドンドンドン

俺は絶対にドアを開けてはダメだと思い息を殺して静かに耐えていました。

ドアを叩く音がおさまり 少しホッとして覗き穴からドアの外を見て見ると裸で気味の悪 子供の姿は無くなっていました。

流石に直ぐに玄関を開ける気にはならず 今日はもう寝ようと独り言を言い振り返りました。

「もゔ ねる のゔ〜あ ぞ ぼ ゔ〜」

「うぅわ〜〜〜〜!」俺は自分でも驚くような声をあげ恐怖で固まってしまった。

その子供は瞬きもせず俺の目を一点見つめている。

俺は声をふり絞るように

「ご め ん 今日はダメなんだ」

俺の目を見つめたまま

「また 来る。」

そう言うといつの間にか子供は消えていた。

それからその子供の霊は来ていないのですが最後に「また 来る。」と言いのこした子供の霊が今日 来るのかと思うと毎日が不安でしょうがないです。

そして次に子供の霊が来た時 俺は一体どうなるのでしょうか。

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